阪急電車 [├小説(一般)]
阪急今津線・宝塚駅からの上りと下りを事件発とその後の話として書かれている。
片道わずか15分。その短い時間の間に乗ってる人たちの目線を変えて書かれている連作短編集。
一つの物語はたったの十数頁。それなのに、各話ともどれも魅力的な話であっという間に惹きこまれた。
十数頁でぐっと掴まれた。けれど、どんな素敵で心惹いた物語もあっという間に終わってしまって残念、と思ったら。
折り返し地点から読んだ話はその後の人たちの物語。最後まで読むととても満足感がありました。
複数の視点から見た物語と言えば、まず真っ先に思い浮かぶのは恩田陸の「ドミノ」だけど、こっちは二十数人が一つの事件に巻き込まれる、スピード感ある作品だった。
それと比べれば登場人物ははるかに少ないけれど、こっちはそれを生かして出てくる人たちそれぞれの背景がしっかり描かれていて全員に愛着が湧く。それに、この作品の魅力は読んでいて心がほんわかな気分になるんだよね。
たった15分、されど15分。
面白い物語がぎっしり詰まっている1冊でした。
”ジョッキでいくなら------今日やろ!”
---恋の始まり?
”花嫁さんなんかじゃないのよ、お嬢ちゃん”
---切ない話?
”『今年もやってまいりました。お騒がせしますが、巣立ちまでどうぞ温かく見守ってください』”
---ほんわかする話?
”相手の嫌がることせぇへんとこうと思うのが好きっていうことちゃうん”
”価値観の違う奴とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん。
無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから”
---思わずハッとさせられる話?
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昔、大阪で暮らしていた頃に利用していた阪急電車がタイトルの本だ~と、本屋さんで見かけてました。へぇ、何か面白そうですね。
by みーはー熊 (2008-02-13 11:42)
わぁ、実際に使ったことのある電車がモチーフになってるなん。ちょっぴり羨ましいです、私関東圏なので;
一般サイズなので1600円と少し高めの値段ですが、ほんわかした気持ちになれますよー。表紙は図書館シリーズでおなじみの徒花スクモさんでまた可愛く仕上がってます。
よかったら読んでみてくださいなv
by ミナモ (2008-02-13 16:04)
お。『阪急電車』呼んだんですね!
私も本屋でちらっと立ち読みはしたんですが・・・まだ最後までは読んでないです。
ちなみに。
阪急は私もよく利用しましたけど、神戸民は阪急好きです(笑)
あのあずき色の電車に山の手の高級感を感じるのです(阪急は神戸の山の手の高級住宅地域を多く通っているのです。)
やっぱり自分がよく知ってるものが舞台になっていると、すごく身近に感じますよね。
京阪神地域では売れ行きが伸びるんじゃないかと思います(笑)
by 一馬 (2008-02-13 19:06)
一馬さん、こんばんはー!
まじですか、読んでしまったなら最後まで読みましょうよ!(ぉぃ…)
はじめのお話だけでも和めますよね。
えーーー!いーなー、阪急使ってみたいです。
あずきいろの電車って、すっっごく憧れます。ローカルな感じも。
よく使うとしたら、関東圏では湘南新宿ラインなので、気分も何も味わえず殺伐としてますよ…;
熱心なファンだったらまず行ってると思いますよv
ジブリの「耳をすませば」の舞台もよく人が訪れるようですし、有川浩は今が旬の作家だと思ってますのでvv
私もお金さえあればいってみたいです(切実に!
by ミナモ (2008-02-13 20:41)
徒花スクモさんの表紙、可愛いですよね。
何人もの登場人物をうまくリンクさせて
その関わり方も不自然さを感じさせなくて
しかもあったかい気持ちにさせてくれる
いい本読んだなと思いました^^
ちなみに「ドミノ」も大好きです!
by miyuco (2008-10-15 17:07)
>miyucoさん
私も徒花さんの可愛らしくてポップスな感じの絵がとても好きです♥
有川さんの内容も充実されていて、とても満足した1冊でした。
良い読書したなーって気になりましたねvv
わ、ドミノ大好きさん発見!!笑
私は恩田さん大好き者なのですが、その中でも疾走感溢れるドミノが大好きですー♥♥
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-10-15 22:23)